(4/20)超ジミに、サリげなく
エセRockerの独白、2周年でござんす。ひとえに、見てくださっている方々のおかげ。これからも"テキトー"をムネにそこそこやっていければいいなぁと思っております。そんな企画に限って、終わるときは突然、みたいな。ま、それもいいでしょ。ダラダラなライフワークってことで。 |
(4/5)Have You Never Been, , , to me?
スンごいずーっと大昔、ネスカフェのコーヒーのコマーシャルでロバータ・フラックの"Killing Me Softly"とか、そういうのが使われてたけど。確か同じコマーシャルで"I've Never Been To Me"(だったと思う確か。邦題は『愛はかげろうのように』スゴい。)が使われてて、で、ちょうどその頃やっぱり、これは違うコマーシャルだったかもしれないけど、同じようなタイトルの"Have You Never Been Mellow"が流れてて、何となく、その2つの曲はおんなじ人が歌ってるんだとずっと思ってた。 何年かして"フィジカル"という曲が流行った。ホールアンドオーツの"Man Eater"とかと一緒にラジオから、よく流れてきていたものだ。バンチョウのヒロくんが、"フィジカル"の入ったレコード(いや、テープだったかもしれない。)を持っていて、貸してくれた。オリビア・ニュートン・ジョン、グレイテストヒッツVol.2。初めて聴くレコードなのに、ずいぶん耳なじみの曲が多い。"ザナドゥ"、"愛のデュエット"などなど。何で聴いたことがあるんだろと考え、やっぱりこれはラジオで聴いたんだろうなと分かる。しかも母親が毎朝聴いていたFMラジオ。そしてもちろん"フィジカル"。当時ちまたで話題になっていたらしい歌詞の内容は、英語だしあんまりよく分からなかったけど、ちょっとカッコいい曲。でも"Body Talk"とか"Animal"とかいうコトバで、うーむ、なんか凄そう、という察しはついた。はは。 ラジオで、オリビア・ニュートン・ジョンのライブをオンエアするというのがあったので、聴いてみた。フィジカルやザナドゥ以外にもヒット曲がたくさんあるらしい。ここで初めて、そんなに長いキャリアなのかと驚く。でもここにやっぱり"知らないうちに知っていた"ナンバー、"Suddenly"も朝のFMでかすかに覚えのある曲だ。ライブをテープに録音して、けっこう何度も、聴いた。"アイのコクハク"。なんてストレートなタイトル。ショウネンにとっては"フィジカル"よりもよっぽど直接的だった。しかも中学生にもはっきり理解できる、じつにワカリヤスい歌詞。"I love you. I honestly love you."もう、トリコ(笑)。 ヒト頃は、ほんとに、いちばん好きな"アイドル"だったと言ってもいいかも。(つってもそんときこの人34才だったらしいけど。)スキなアイドルなので、映画も見に行った。ヒットした"グリース"や"ザナドゥ"はその頃やっているはずもなく、一番最後の映画"セカンドチャンス"を見た。ツマんなかった。"サタデーナイト・フィーバー"のヒーロー、ジョン・トラボルタが、この映画ではビンボーな発明家の役だった。『食べられる眼鏡』とか作ってた。トテもマズそうだった。でも映画館で売ってたカンバッジとかをよろこんで買ってきて、とくにどこにつけるともなく眺めていたものだ。映画は全然ヒットしなかったけど、サントラはなぜか友達連中の中では大ヒット。よって友達の家に行けば聴けるので、自分では買わなかった。ご多分にもれず。でもやっぱり借りてきて、これも聴いた。たしか、卒業式の日だった。借りたの。 しばらく、何年か経ってから、またふと、"Have You Never Been Mellow"が気になった。"いちばん好きな"とか言っときながらこの曲は改めてちゃんと聴いたことがなかった。"CDレンタル"というものが盛んになってきた頃、近所で借りてきた。不思議に懐かしいメロディ。いつ聞いたのかはっきりは覚えてないけど、でもこの歌、はっきり覚えている。 つい最近、といってもここ2〜3年だけど、懐メロ洋楽CDのテレビショッピングで、『愛はかげろうのように』が流れていた。その解説を見て初めて、この曲はシャーリーンという、全く別の人が歌っていたということがわかった。そうか。意外な盲点。初めて、"Have You Never Been Mellow"と"I've Never Been To Me"は、別の人の曲なんだと分かった。ずいぶんかかったものだ。。。。ははは。 そんなアイドルのオリビア・ニュートン・ジョン。70年代の武道館公演以来、まったく日本に来ていなかった。理由を聞くと「日本人はクジラを食うから。」らしい。そんなムチャクチャな。。しかし90年代になり、日本人もクジラを食わなく、というか、食えなく、いや、捕れなく、なった。それでも彼女はやってこない。そうこうするうちに何と武道館から25年も、経ってしまった。ストーンズだって73年の幻の武道館から17年で東京ドームに立っているのだから、この時の流れは凄い。考えようによっては、ザンコク、とも。かつて武道館で昼夜2回公演をこなしたブリブリのアイドルも、2〜3曲で"ハァ"とため息をつくオバチャンになってしまった。 どう?この長いフり。 ストーンズのチケット探しをしてなければ、見逃してたね今回の来日。なんてジミに来日するかなオバチャン。でも2000年のシドニーオリンピックで、とっくに引退したと思っていた彼女が歌っているのを見て、ほんのすこし嬉しかったのを思い出すと、やっぱり一回行っとこうかなという気になる。ストーンズで湯水のようにカネ使ったのでちょっときついが、なにせ25年ぶりである。大方の予想通り、こういうのには、弱いです。行ってきた。 スポーツ紙やワイドショーで言ってたとおり、懐メロヒット曲オンパレード。"Have You Never Been Mellow"で始まり"Xanado"につづき、途中、映画"グリース"の続編の話。「ジョン・トラボルタと踊ったり、ジョン・トラボルタとキスしなきゃいけないのよねー。」嫌がっているらしい。でもちゃんと"グリース"からの曲もありつつ。ババァに革ジャン。で、"愛のデュエット"。19年前にエアチェックしたライブ音源と、半分がおんなじ選曲。ウレしいような、何というか。でも凄いのは、けっこうその当時の声がそのまま出る。これは、ホントに凄い。"フィジカル"は、これもおんなじアレンジでやると凄いんだろうけど、体力的に辛そうだからなのか何なのか、オトナなアレンジに変わっていた。うーむ。ま、これはこれで。でもオーラスはやっぱり必殺の、"I Honestly Love You"。これは、何歳になっても、彼女自身が歌うことに価値があるという、ことだ。で、いいものはいい。オバちゃんぽい仕草も、許そうじゃないの。 ※"クジラ"は、じつは"イルカ"だったらしい。イルカのヌイグルミ、プレゼントで渡してる人がいた。なんてチャレンジャーな。ま、どっちでもいいか。 |
(4/2)シハイ者
"解放"という言葉が"占領"という意味で使われているのを、生まれて初めて目にした。しかもコンビニで。ほんとに、そんな時代が来るなんて。 |
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