(7/23)少し前のライブレポートその1

  4月、オリビアに行ってからというもの、なんだか懐メロ系に行くことが多い。この前のパティ・スミスの他にも、何回か行った。つっても俺、わりと懐メロ系多くねぇか?>自分。

  5月、ホール&オーツに行ってきた。何年か前、横浜文化体育館の前でダフ屋に蹴っ飛ばされそうなところを逃げ帰って以来ずっと行ってなかったが、やっぱり一度は行ってみたい。最近は久々のヒット曲も出て、勢いあるんじゃないだろうか?

  新作からのナンバーと、もちろん往年のヒット曲も満載。自分がよく知っている80年代の曲ももちろんだが"ブルーアイド・ソウル"と評されていた70年代の曲も多い。"Sara Smile"、この日初めて曲とタイトルが一致した(笑)。とてもいい。そして初めて聴く、ジョン・オーツが歌う曲。意外に良い声、結構面白い曲。EW&Fっぽいというか、Sly & The Familystoneっぽいというか。こんな一面があったなんて。しかも彼のリズムギターもかなりいい感じだ。心地よくて、セッションミュージシャンとは一線を画すような。だからジョン・オーツが必要なんだ、と初めて実感。ワムのアンドリューとはちょっとちがうぞと。

  ヒット曲と新曲、わりといい感じで交互に進んでいく。"Kiss On My List"、"Say It Isn't So"、最新ヒットの"Man On A Mission"などなど。で本編終わりは"Man Eater"。こんなクラい曲で終わってどうするとも思ったが、なにせヒット曲。初めて生で聴き、それは感動。

  ただ思いつきで「懐メロでも聴きにいこー!」と行ったが、バンドのクオリティの高さにびっくりした。演奏が実に心地よい。小屋は音響が良くないので有名な国際フォーラムホールAだったのに、そんなの全く気にならないくらいの良い演奏だった。なんだか、クラプトンのバンドを見ているような感じ。これはけっこう、得したかも。

  アンコール、それはもちろん"Private Eyes"(笑)。みんなで"チャチャ!"拍手。ダイ盛り上がり大会の中でなぜか、ガキの頃の思い出走馬燈。最近走馬燈多いぞ、年とともに。

  小さい頃、つっても中学だったけど、テレビは目に悪いとか何とか言いながら、母親が毎朝FMラジオをつけていた時期があった。~JOCG-FM、こちらはNHK旭川放送局です。~と始まる一日の放送、たしか『朝のポップス』という番組。寝ぼけ耳をこじ開けるように流れ込んできたのが当時大ヒットの"Private Eyes"。そのときは誰の何ていう曲かも全然分からなかったが、とにかく一日の始めに聴く曲なので耳にくっきりとこびりつくサビと、ダリル・ホールのファルセット・ヴォイス、独特なコード進行、不思議な浮遊感。ちょっと大袈裟に言えば、洋楽原体験?

  アンコール2曲目に入るときにはもうステージ上の人々がみんなヤプール人みたくウニャウニャになるほどボロボロ泣けてきた。なんで?前々から思ってたけど自分の涙腺はどうも、普通の人とは違うところにツボがあるようだ。



(7/22)ツケ

  そんなわけで4月からこっち、ダラダラのプップクプーな生活。なんだか言葉を使う作業がめんどくさくて。プチトラウマ、なーんて言うとほんとのトラウマ持ってる人に超失礼なのでそこそこで。

  でも書きたくて書けなかったことがたくさんあるのは確か。そんなツケを、ちょっとずつ返していけるかな?

  「メールの返事来ねーぞー(-_-メ」とお怒りの方。まぁそう焦らずに。。。



(7/22)言葉を奪われる仕事。

  4月までそんな仕事をする職場にいた。職場っつっても腰掛けみたいなとこだけど。ここを見てくれている人たちの中には関係者もいると思うので、書くのはちょっとはばかられるんだけど、どうしても残しておきたいところだけ。4月まで、と言うことは、今はそこにはいない。実は再び失業中のエセロッカー。

  時の流れに連れて失われつつあるけれども、自分の中では大切にしたいと思っている言葉がある。例えばそれは古い言い回しだったり、若い人にとっては少し特殊な(ように感じられる)敬語だったり。そんな言葉と、若い人たちも頻繁に使っているような言葉を組み合わせて使うと、ちょっと突飛で面白い(^^。

「アナタは個性が強すぎます。イッパン的ではありません。周りに悪影響を与えないよう、
我が社のマニュアルに乗っ取った言葉遣いをしてください。できなければクビです。」

  カネのための努力というのはなかなか集中力が続かないもので、少しは頑張ってみたがやっぱりワラっちゃう。"社会人"や"会社人"であること、そのたしなみはとっても大切だけど、それを"周りと同じように振る舞うこと"と勘違いしている人、は、つまんないなぁ。それ、日本的?

  "○○人"とか"△△人"は、その前に"ヒト"だと思うんだけど、意志のある。"ヒト"がいいなぁ、ふつーに。自然に。



(7/22)季節柄

  去年の今頃もそうだったけど、暑かったり寒かったりなのでやっぱり風邪を引いてしまった。治りそうなところでまた気温が変わるので結局ぶり返す。そんなんで、中途半端に咳が止まらない。ライブなんぞに出かけるものだから汗と冷房がそれに追い打ちをかける。幸い今年は梅雨明けが遅いので家で冷房と戦わずにすんでいるのがちょっとだけ救いだが、それも今週末までっぽいなー。



(7/22)People Have The Power!

  結局デュランデュランには行かず、そのかわりというわけでもないけど、パティ・スミスに行ってきた。つっても知らねーよなふつー。知らない人はこれでテキトーに見てみて。アツい人は相当熱く語ってるから。別に俺はパンクスではないしアンダーグラウンドオタクでもないので、そんなに詳しいことは知らない。ただ、浪人生の頃ラジオから流れてきた"People Have The Power"という曲が、良い曲だなと思ってずっと残っていただけだ。そんなんだから、70年代の彼女の名曲と言われる"Because The Night"も、最初に聴いたのはUAのカバーだった。大して知りもしないんだけど、一度くらいライブを見てみたいアーティストだった。実は去年と一昨年、フジロックに行こうか行くまいかちょっと迷ったことがあった。パティが出たから。

  フジロックはチケット高いし、場所も遠いので結局2年とも諦めたが、今年はようやっと、近くまで来てくれた。初めて目にする、ババァのR&R。ガキども相手にバカデカい声でシャウトしまくる56歳。迫力。そしてパティ・スミスもう一つの顔は、詩人。本格的なポエトリーリーディングは、実は初めてだったかもしれない。生々しくも幻想的、、、というか、。もうちょっと英語の意味が分かったら、もっとよかったのにな。て、後ろの人がいってた。<そうそう。

  バンドは4人でツインギター。そのうち一人が鍵盤と掛け持ちという至ってシンプルな構成。ストラトをマーシャルフルアップで鳴らしたあの音。やっぱり好きだな。耳ふさぐ人多いけど。超久々に、心地よい耳キン(※大音量を聴いた後の耳鳴り)。



(7/11)独裁者との再会

  プリンプリン、続き。4月に再放送が始まった時「また彼に会える!」と、少しだけ期待した。でも「テープが残っていない。」とかで途中からの放送になり、なんだ、少しがっかり。でもきっとおんなじことを思った人が多かったんだろう。なんと昨日から、見られることになった。

  彼とはもちろんこの人。いや、人じゃなくって「隕石生命体」だよな(笑)。NHKアーカイブスという場所があって、そこに行くと過去のNHKの作品を見ることができる。そこへ新たに"アクタ共和国編"が加わったそうだ。

  という訳で行ってきた。ほんとにあった。しかもタダ。物好きなサイトによると、最初プリンプリン一行は領海侵犯で捕まるんだそうだが、ここに残っているのはその捕まった後、脱獄の場面から。人形作家の友永詔三さんが個人的に持っていたビデオからダビングしたらしい。それにしても47本。何となく来てみたが1本15分なので全部見るとアクタ共和国だけでも12時間近くかかる。※ちなみにそれ以外は第1回と最終回だけしかない。いまやってるドオンブリカ編以降もあるのかと思ったら、手抜きなのか何なのか、なかった。結局アクタ共和国を7回分くらいと、第1回と最終回だけ見てきた。全部見るには何回か通わないと、だな。ま、ヒマはあるし(^^;。。。。

  さすがに20年以上前の、しかも個人のビデオなので画像は多少乱れるところもあるし、音もちょっと雑音が気になる。たしかにNHKの言う"放送できる品質の基準"にはちょっと達してないかもとも思うが、それでもとにかく動いているヘムラー大佐やステッラに感動。それからあの"国歌"や"憲法"。憲法第3条は"どんどん密告すること!"アクタ共和国ってナチスドイツをイメージするけど、これはなんだか日本の特高警察って感じがする。最初は絵と声だけの登場だったルチ将軍、アクタ共和国3週目にしてやっと登場。最初は四角い縁の眼鏡をかけていたんだな。

  わかったこと、というか、思い出したこと。

  1. ルチ将軍は絶対権力者で誰も逆らうことはできないのかと思ったら、実は武器を卸しているランカーには一目置いているらしい。導入部分ではこれがけっこうポイントだった。そういえば「プリンプリンは"丁重に、親切に、お大事に"」というランカーの言葉、なんか覚えてた。
  2. "国歌"の二番"命令絶対規則はいっぱい"の部分はステッラのソロ。国歌、一回の放送で2度流れた回もあった。かなりしつこい。
  3. ルチ将軍の頭は相当重いらしく、後ろにおつきの者がいて棒で支えていた。

  というわけで"NHKアーカイブス"レポートでした。プリンプリン一行はヘムラー大佐の前線基地から、首都のアクタラバードに向かう模様。俺は花のアナウンサーか?(笑)



(7/9)Happy Adventure

  ここ数ヶ月、夕方暇なので『プリンプリン物語』なんぞを見ている。暇じゃないときもビデオに録って見てたけど。懐かしいやら嬉しいやら、なんともはや(^_^;;。引っ張りに引っ張りまくった"ドオンブリカ編"、どうにか一段落した感じだ。話の内容も覚えてるとことそうでないとこがあるので、なかなか楽しめる。それに人形劇の独特の感じ、けっこう好きだ。

  石川ひとみと真理ヨシコ(ヘドロ)。びっくりした。歌、うまい。4月に再放送が始まったときは、ほんとにびっくり仰天しながら見ていた。ヘドロは、歌巧すぎてムカつくのがまた絶妙に心地良い。

  で、ハッピーアドベンチャー。エンディングでたまにかかったりする。劇中でも。リアルタイムで見ていた頃はそんなタイトル気にもしていなかったので、あらためて「へぇ。」2バージョンある。アップテンポのバンドっぽいやつと、少しゆっくり目の民族っぽい(?)やつ。どっちもいいがゆっくりのほうが特に気に入っている。というわけでゆっくりのほう、どうぞ。

  こっちは番組HP。NHKのまわし者みたいだな。



(7/9)デビュー前にグラミーを取った男

  ジェシー・ハリスと聞いてすぐに誰だか分かる人はあんまりいないだろうけど、ノラ・ジョーンズの"Don't Know Why"は去年ここでも書いたし、知ってる人もいるかもしれない。グラミー賞8部門のノラ・ジョーンズ。その"Don't Know Why"を書いたのがジェシー・ハリス。名前なんてとっくに忘れてたけど、一度どっかの試聴コーナーで「これが"Don't Know Why"のオリジナルです!」というので聴いたことがあった。その曲に関してはノラ・ジョーンズよりもよかったというくらい好印象だったので、いつかちゃんと聴こうと思っていた。その場ですぐ買わなかったのが笑っちゃうんだけど。

  先日、そのジェシー・ハリスがようやくメジャーデビューということでプロモーション来日していた。インストアイベントを見に行ったついでに、サインにつられてそのデビュー盤を買ってしまった。<サインかよ。しかも男。

  なんだかとっても久しぶりに、洋楽の新譜を買った気がする。ギターも歌も、特にうまいということはないし、曲も特に目新しいところもない。グラミー賞はやっぱり、ノラ・ジョーンズが歌ったからとれたんだろうなとも思ったが、でもなんだかとってもなごむ感じて、いい。ほんのちょっと、ライ・クーダーっぽいところもありつつ。

  で、それを聴いてて玲葉奈の言葉を思い出したと、そういう流れ。ユル〜い、グルーヴ。

  「Cazって書いて。」と言ったら"To KAZ"と親切にも日本風に書いてくれた。は、はぁ(^_^;。ありがとう。>ジェシー。



(7/9)ユル〜く、イっちゃって下さい。

  いつだったか、玲葉奈がMCで言ってるのを聞いたのがこの、"ユルい"という言葉を初めて、もしくは何回目かに、耳にした経験だったと思う。

  「緩い」または「緩く」とはっきり発音することはない、というか、この言葉を使うような人々はあんまり滑舌よく発音しない人が多いと思うので、はっきりしゃべる人は使わない方がいいかも。と思う。イントネーションもあんまり上げずに、"ユル〜く"と、ちょっと口をだらしなさげに開き気味で、"〜"の部分はのばし気味。"く"はほんの少しだけ上げ気味。どのあたりの人が最初に使い始めたのかはわかんないけど、音楽の、聴いた感じを表す言葉なので音楽好きが思いついたんだろうな。普段はBPM(beat per minute)の速い音楽を聴いている人がゆっくり目の曲を聴いたときに感じるゆったりした感じというか、なごむ感覚というか、そういうのを表す言葉のようだ。やっぱり渋谷方面の人が、多く使ってんのかな?

  自分ではまだ実際口に出して使ったことはないが、他の人が言っているのを何度か聴いたことがある。既存の言葉を新しい意味で使っているからなんだろうけど、"それ、違うだろー使い方。。。。"と、ツッコみたくなることが多い。

  インディア・アリーのライブのあと、会場の外であるオッサンが連れの女の人に

「今日は、ユルい夜だったね。」(※滑舌よく)

女の人:「え?」

オッサン:「だから、・い・夜だったね。」

女の人:「・・・・・う、うん。。。。」

  なんだかサムいぞー聞いてて。すごく、カユくなった。ウゲ。女の人、わかったか〜?意味。
(音楽を聴いた感じを表す言葉なので「夜」の前に使ったのがまずかったのかなとも思うけど、それをさっ引いてもカユい。言い方と、シチュエーションだな。)

  若者の、言葉の乱れ。ついにこのごろでは指摘する側に廻ることが多くなってしまった。勧誘とかで知らない人から電話がかかってきて「いまはお時間のほうよろしかったですか?」とか言われると「んだてめーもういっぺん言ってみろゴラ!!!」とまくし立ててこんこんとお説教をすることもあるが、この"ユル〜い"に関してはむしろ、不用意に使おうとする"普段は滑舌よく話す人"に嫌悪感を覚える。

  TFMで日曜の昼間にやってる番組の中で舘野美穂という人が、やっぱりこれを使っていた。

「・・・・・の、ユルい感じが、、、、、」

  聞いた瞬間"ん、、サム。"と思ってしまった。使い方云々はさておいても、思ってしまったものはしょうがない。そんなにてきぱきしゃべっている感じでは、ないのに。でももっと、だら〜っと使う方が、雰囲気が出る気がするけど、いかが?>タテノさん。

  うーむ、文字だとわかりにくいなぁ。ま、近所に"ユルい"と変なところで使う人がいたら、これを思い出してみてくださいな。ところで冒頭の玲葉奈の言葉は要するに「リラックスして(このゆったりした曲を)楽しんでください。」ということのようだった。それプラス、文字では伝わらないもっと細かいニュアンスもあり、て感じ。

  さて、オレがこの言葉を音声として発する日は来るんだろうか?はは。どんなシチュエーション?



(7/7)結局来るんじゃん。


結局、結局、結局、


なーんだ来るんじゃん


(7/7)何がなんだか。。。

  ラジオで、ミシェル・ブランチが「ヴァネッサ・カールトンによく間違われて困る。」と言ってたのを聞いて、そんなに似てるか?と思ってたら、、、。

  ある日テレビで見た、ギターを弾いて歌うアヴリル・ラヴィーン。なんだいもう新作か?と思ったら、ゲ、それがまさにミシェル・ブランチ。そ、そうか。。。こういうの、ほんとにわかんなくなってきた。。。。タワレコのフリーペーパー、表紙になってたアシャンティと、その裏の広告、ビヨンセ。もう、何がどう違うの????モー娘。なんてとっくにもう誰が誰だかわかんないし。

  え、タトゥー?名前とかはわかんないけど、とりあえずプロデューサーのイワン(・シャポヴァーロフ)さん拍手て感じ。テレ朝呑気すぎ。てか、テレビってそんなご大層なもんか?そろそろやめようよ。テレビ崇拝。

  何の話だ?ビヨンセってダイアナ・ロスに似てる感じだなぁ、出てきかたが。毛並みが違うって?



(7/5)デュランデュランは、、、

  行かないと思うなぁ多分。コワイモノ見たさというのもあるが、、、。新聞で見てびっくり。来るんだ。。。けっこういい感じで年取った人もあり、反対に時の流れを感じさせる人もあり、、、。うーむ。サミシいのでリンクは張りません。

  何がビジュアル系(という言葉も既に死語か?)って、、やっぱこれだよな。あとカジャグーグー(笑)。ニューロママンセー。

  でも"Rio"は名盤だ。レコード屋でかっぱらったミュージックテープ、よく聴いた。うむ。あ、いやいや、やったのは友達で、俺はそれをダビングしただけだ。<言い逃れ禁止。



(7/1)新記録。。。

  6月の更新、一回。ま、ナシよりいいけどね。いや"ナシ"もまたいいか。かったるいときは、そんなもん?後ろ向きじゃん。そんなかんじなのよ。



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