(12/31)年の瀬にストリート

   今年はついに、一度もライブをやらなかった。去年の2月から、ライブハウスでは一度もやってない。うーむ、小さい音しか出せないライブハウス、ちょっとなぁという感じ。お金もかかるし、その他いろいろ○×△○×△で、なんだかちょっと遠ざかってしまっている。

   その代わりに、というわけでもないんだけど、ストリートを、やるようになった。きっかけは、ちょっと複雑な気分だけど、清志郎の死。去年と今年、5月2日に多摩蘭坂で何曲か歌ってから、特別なときじゃなくてもっと、普段もどこかで歌ってみたいなぁと思うようになった。

   6月に自分の結婚式があって、そのときにストリート用の小さなアンプを買った。そのときもここに書いたけど。でもそれを使う機会がなかなかなくって、というか、なかなか一歩が踏み出せなくて、とうとう今年も残りわずかというところまで来てしまった。

   そういえば昔、12月8日にジョン・レノントリビュートとか言ってストリートやったことあったなぁと思い出して、またやってみた。12/8に間に合わせようと思ったけどなかなか練習できなかったりで、結局25日になった。そして今日31日、ついさっき二度目を終えたばかり。ライブハウスに出るのと違って出演料がかからないのは、フトコロのひじょうに寂しい現在、とても助かる。←そこがポイントなのか?!

   足を止めて聴いてくれた皆さん、どうもありがとう。とても寒かったけど、けっこう楽しかった。いろんなスリルもありつつ。

   来年は、なるべく多くやれればいいなと、思っているんだけれども。。。



(12/17)電人ザボーガー  ゴォーッ!

   以前、Youtubeにハマった話はここでも書いたけど、それからも何度か、なぜか見たく、聴きたくなって、一晩中パソコンの前に釘付けになったりしたことがある(^_^:。

   そういう時たいていヒットメドレーで聴いてしまうのが、子門真人。『およげ!たいやきくん』で有名な子門真人だけど、アニメ・特撮世代の男子としてはそっちの歌の方がなじみが深い。もちろん大ヒットの『レッツゴー!ライダーキック』や『ガッチャマンの歌』もいいけど『アイアンキング』『ジャンボーグA(エース)』『勇者ライディーン』『ゼロテスター』とか。そういうのを見つけては夜中に大喜び。曲名を挙げればきりがないけど、水木一郎とか、長くやっている人に比べると曲数は少ないかも。このくらいの曲数だったら一晩で聴ききれる。(←聴ききるな(-_-メ)

   そんな中、Youtubeで久しぶりに見て思い出したのが『電人ザボーガー』。イントロのホーンセクションを聴いて、一気にタイムスリップしてしまった。。。幼稚園のころに。

   幼稚園の頃の記憶なんてもう殆どないけど、それでも粘土細工の時間に苦心してこの『電人ザボーガー』を作って、人知れずほくそ笑んでいたのははっきりと覚えてる。『電人ザボーガー』に関する詳しい説明は公式サイトに譲るけど、等身大の人形(ひとがた)ロボットが、なんとバイクに変形する(!)という、今考えるととんでもない発想。でも当時はとても自然だった感じがするなぁ。その電人ザボーガーを、バイクからロボットに、またその逆に、ちゃんと変形できるように作った。幼稚園年長組にして生涯の最高傑作を作ったと自負したものだ。。。ちょっとウソ。まぁ写真も何も残っていないから、そんなもんでいいでしょ。

   頭からヘリコプターが出たり、足からラジコンカーが出たり、なんか分かんないけどそういうギミックが小さい子にはあこがれの存在だったんじゃないかな。手に入るなら欲しかったもん。売ってなかったと思うけど。

   少しググったら、主役の大門豊が実は『仮面ライダーV3』でライダーマンこと結城丈二を演じたのとと同じ山口暁さんだったこと、そして彼が若くして他界していたことを知った。そうだったんだ。。。ちなみに何年か前まで、ライダーマンをやった俳優は、寺泉憲だとばっかり思ってた。

   そんな電人ザボーガーが、なんと映画でリメイクされるというニュースが流れた。しかも主演は板尾さん。なんでやねん(^o^ゝ。

   で、気がついたらそのニュースからさらに何年かたち、もう公開しているって。へぇ〜、DVDになったら借りてみようかなと思っていた。ところが何日か前『ステキな金縛り』を見に新宿の映画館に行ったら、端っこの方に、あのザボーガーのバイクがおいてあった。。。お、思わず写真撮ってしまった。DVD、見てみたいなぁと思った。さらに、その映画館のサイトを見たら、何と、あと数日で上映終了、しかも最終日に、主演の板尾さん舞台挨拶。

   これは、ひょっとして、行ってみようという、感じ。。。?

   なんとなく、半分は運命に流されるように、行ってしまった。粘土細工を作ったとはいえ、Youtubeでオープニングとエンディングと、後ちょっとくらいしか見ていない、殆ど記憶もない電人ザボーガーの映画を見に。

   内容は、ヒーローの大門豊がぺこぺこ頭を下げた上に仕事をクビになって、職安に行っても仕事も紹介されず、あげくに悪の手下の襲撃に遭うという、とっても身につまされる話。まぁ最後は大逆転のハッピーエンドなんだけど。穿った見方をすれば「いかにも俺らの世代の食いつきそうなとこばっか刺激してくる映画だなぁ。」という感想になるけど、そうと分かっていても、けっこうよかったかな。

   ネット上の評判でも同じようなことがいわれているけど、オリジナルをとても尊重しているのがよくわかる。ザボーガーや敵メカのデザインや、登場人物のキャラクター。でもやっぱり引き込まれたのは、音楽。オープニングとエンディングの曲はそっくり同じ。しかもアレンジも当時の雰囲気をかなり忠実に再現しながら、いまの録音技術でとても自然な感じになっている。歌っている「高野二郎」は、どうも本職はクラシックのテノール歌手らしい。でも子門真人にとてもよく似た雰囲気。びっくり。オープニングの曲を聴いただけで、すでに映画を見に行った目的が達成できた気分になってしまった。さらに、本編の一番いいところで子門真人のオリジナルが流れ、オールドファンのテンションはここでピークに!ここは制作者の意図見え見えでも、抗うことができないのだ(笑)。

   上映後、井口昇監督のアツい挨拶と、板尾さんののんびりなトークと、出演者達のちょっとビミョウな掛け合いを見て帰ってきた。まぁ、ちょっと得した気分、くらいかな。板尾さんは予告編でケータイ大喜利みたいなことをやっていたので、本編でもそういうのが出てくるのかなと思ったら、意外にそういうのはなかったのでそこはちょっとがっかり。

   ま、そんな風にいいながらも、映画を見たあと毎晩またYoutubeに見入るダメな失業者大門豊。ホントにダメだなお前。。。。。。これ、面白いよ。



(12/13)Steve Winwood & Eric Clapton

   年末のクラプトン来日は、なんだか恒例になったような感じなんだけれども、実は久しぶり?前に行ったのがいつだか、忘れちゃったので調べてみた。さいたまスーパーアリーナで、ジェフ・ベックとの競演のときだから、2009年の2月以来かな?ここに出てた。ぜんぜん久しぶりじゃないや。

   でも大先生は、前より痩せてた。66歳、もう「高齢」と言っていい年齢だ。健康にも気をつけている、ということなのか。さ、俺もがんばって痩せよっと(^_^;。

   前回はベックとの競演、今回はなんと伝説のブラインド・フェイスでの相方、スティーヴ・ウィンウッドとの競演。すごいなぁ。ブラインド・フェイスがただ一枚残したアルバムの邦題『スーパー・ジャイアンツ』ていうのも、あれもすごいなと思っていたけど。何でよりにもよって、宇津井健がやってた全身タイツのヒーローと、同じ名前にしたんだろ。まぁそれはいいとして。

   『スーパー・ジャイアンツ』のアルバムは、聴いてもそんなにピンと来なかったので、まぁ今回はいいかなと思っていたけど、他の公演のセットリストとかを見ると、スペンサー・デイヴィス・グループやトラフィックの曲もやるし、クラプトンソロの曲もたくさん演ってる感じだったので、それならと見に行った。

   スペンサー・デイヴィス・グループやトラフィックはともかく、スティーヴ・ウィンウッドのソロ曲は『ハイアー・ラヴ』くらいしか知らなかったので、あんまり期待もしていなかったんだけど、けっこう楽しめた。ていうか、もういい年のはずなのに高い声がきれいで歌がうまい。ピアノもギターもうまい。すごいなぁ。

   クラプトンの曲は、いつものヒットメドレー(Tears in Heaven, Change the World, Layla)がなかったので、すごく新鮮だった。サンシャインもホワイトルームもなかった。替わりにちょっと間違え気味のクロスロードと、変なアレンジのヴードゥーチャイルがセットリストに入っていた。でも他の公演地で演ったリトル・ウィングは演ってなかった。

   ブラインド・フェイスの曲もけっこう演ってくれたけど、一番印象に残ったのはスペンサー・デイヴィス・グループのこれ。

   コンサートが終わった後も、ずーっとこの「ででででで」が回ってたなぁ、頭の中で。エイトビートにハモンドの音が乗っかってくると、なんか、燃えない?

   スティーヴ・ウィンウッド、また来ないかなぁ。今度はソロで。もう少し小さい会場で。



(12/13)今年最初に聴いたクリスマスソング

   忘れないうちに。。。

   今年初めて聴いたクリスマスソングは、近所のスーパーの遊技場コーナーで流れていたインストの『サンタが街にやってくる』。11月だったなぁ。

   ラジオじゃなくて、近所のスーパーで聴いたというのが、ちょっとまぁ、あれだったりするんだけれども。ま、いっか。



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