(11/1)♪震えるよーぅな。。。 先月の話。10月15日、レベッカ"Nostalgic New World Tour"の千秋楽、行ってきた。去年のビルボードライブ東京連続公演はとても入れそうになかったので諦めちゃったし、今回も人見記念講堂と大宮ソニック、全部申し込んだのに一日もダメ。今回は追加公演で、しかも平日なのが良かったのかな。「東京ガーデンシアター」って、恵比寿ガーデンホールと間違えそうになったけど、有明に新しくできた会場だった。 正直「まぁ、高校生(と、浪人生?)の頃を思い出して楽しめればいいかなー。」くらいに思ってたけど、意外と楽しめた。Nokkoの声は、うーむ、残念ながらそれなりに年齢を感じさせてしまう感じだった。80年代後半に活躍してた人たち、結構無理させられたんだろうなーって思う。美里、元春、大江千里、みんな喉を痛めちゃった感じだ。なんだろうな、大きな力が取り巻いて、無理させたんだよな。。。 でも忘れてはいけないのは、レベッカには小田原豊と是永巧一、中島オバヲがいると言うこと。今や日本を代表する超売れっ子のセッションミュージシャン。無理なスケジュールで録音とツアーを続けていた昔を遥かに凌ぐ、超ハイテク集団になってた。 運良くアリーナ席の後ろの方に座れたせいか、ステージの様子がよく見える。ステージ自体は高さもそんなになくてとてもシンプル。ギターアンプはマーシャル2台が間にラックを挟んで横並び。これは事前にFacebookの是永さんのタイムラインで見た通り。なんか得した気分。ドラムはワンバスにロートタムの幾分シンプルなセット。ロートタムといえば小田原豊(!) それと、レコードでは同期を使うことが多かったパーカッション類はオバヲさんの生演奏になってるとこが多くて、それもいい。お金かけない、演奏勝負のステージ、みたいな。 セトリは後期のベスト選曲みたいな感じだったけど"Blond Saurus"からは演ってなかったと思う。だからというわけでもないけど、26年前、88年に北海道厚生年金で見た"Poison"のツアーの、続きを見ているみたいだった。ガーデン・シアター、音響が良いのかな。それとも席が割と近かったからか、ステージ上の生音が聞こえてくる感じがした。特にドラムとパーカッション。逆に、ギターの音はマーシャルの感じじゃなくて、これ、ライン直かなーみたいな感じ。そっか、マーシャルは置いてあるだけなのかー。イヤモニのステージだと、ギターの音がステージ上で鳴ってる必要ないものね。それはなんだか寂しいけど。。。 "One More Kiss"、サビ裏のドラムパターンが覚えてるのとちょっと違う。あれ?金物類は使ってなくて、キック以外はスネアのパラディドルだけ。ちょっと「ボ・ディドリー・ビート」みたいにも聞こえる。ポーカロはボ・ディドリー・ビートのキックを『ロザーナ』に応用したけど、小田原豊はスネアに取り入れた、みたいな。そのパラディドルがとても綺麗に聴こえてきて。ほんとに。この曲こんな綺麗な曲だったっけ。。。やっぱ、いい曲だよなぁ、みたいな。そうだよな、これは『ルシアンヒルの上で』のアンサーソングなんだよ。そういえば歌詞で「震えるような消えない愛に包まれたいの」の部分「包まれてるの」と、少し変えてた。そうか、そうなのか。やっぱりそうなんだ。。。妄想0.5秒。ま、いいか。 アンコールの最後、まさかの新曲。攻めてる。きっともう少し続くのかな?メンバーがみんな元気で仲がいいなら、続けない理由はないものね。続けてほしいな。解散コンサートとかなかったし、95年の再結成後も20年はライブしてなかったんだもの。 高校生や浪人生の頃、なんとなく憧れてたロック少女たち。大学生の頃、レベッカを楽しそうに歌ってたバンド少女たちは、今いったいどうしてるんだろうなー、と思ったら、なんか、終演後のロビーとかにいっぱいいた。歳の頃は、俺と同じか、ちょっと下くらい。うーむ、そうか。まぁ現実はこんなもんよね。みんな、プライベイトヒロインやラズベリードリーム、歌ってたのかなぁ当時。。 ロビーの花に目をやると、また懐かしいバンド名。レベッカと聖飢魔IIはどちらも、LP一枚1500円、ドーナツ盤は500円の"Fitzbeat"レーベル出身。ラジオ『デーモン・Nokkoの気分はハートビート』のヘビーリスナー(当時)としては、少し嬉しい気分。デーさんも大きな病気したと聞くけど、無理せず続けてほしいなぁ。
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