(11/30)カラダ、ウゴく?
下の続き。"カラダ"の話。最近めっきり動かなくなっちゃって、なまってしょうがないんだけども。、、、、いやこれはマジなんだけれども今回は「音楽を聴いて」の話。 カラダが自然に動くかどうか?ライブの判断基準はこれだけ。良し悪しの判断というよりはむしろ、気に入ったか気に入らないか、だな?アマチュアでもプロでも、自然に体が動いたライブは終わった後もすごく気分が良くて、いい思い出ばっかりが残る。反対に、体が動かないと、なんだかちょっと物足りない思いを残しながら帰る。 これは、俺がこの歳になってまだ、体を動かすことを主目的としないライブ(、コンサート、リサイタル、etc...)に行く機会がほとんどない。ということを如実に表しているんだけれども(^_^;;。 プロなら金取って聴かせるんだから、自然に体が動くような演奏をして当たり前と思うんだが、たまにそうでもない人たちもあって、そういうときはホントに、金返して欲しいと思う。いくらステージセットや照明に金かけてても、それは客(つーかオレ)を楽しませることに直接結びつかない。何となくぼーっと、でも冷静にステージを見つめているのに気づくとき、だいたいカラダは動いてない。いくら自分で自分を盛り上げようとしていても、一緒に行った周りの人と盛り上がっていようとも、カラダだけは実に正直なものである。「あ!」と気がついて「そうかぁ。この人(バンド)、つまんないんだ〜。」と、改めてガッカり。最近は幸せなことにあんまりこの経験はないけど、ちょっと前にこれを思ってしまったのは"Bump of Chicken"と"Cune"。さらに前ならミスチルかなぁ。。。。、、、、言っちゃった。まぁ他にいいところはあったけどね、それぞれ。外タレだったら、ボブ・ディランをアルバイトで見た、つーか聴いたとき、ちょっとだけ、思った。ちょっとだけ(^_^;。 アマチュアは、いやいや、最初から最後まで一秒も動かないのがフツーでしょう。ホントにごく希に、強力なグルーヴを持ったバンドがいたりして、そういうときは当たりくじ引いたみたいでとても嬉しいんだけど。でもそのバンドがプロになれるとは限らないのが厳しいところ、というか、商業音楽の矛盾てものなんだな。 ホー。ずいぶんデカいこと言うじゃないの。それで、キミは? あははははは。 |
(11/30)今回のツアーは、、、
なにせ「もうワールドツアーはやりません。」と公言した後「日本だけなら、、」ということでやってきた"トクベツな"ものだそうなので、やはりあんまり頑張ってる感じがしない。
メンバーの人数、前回は6人。その前は女性コーラスが2人いたから8人だったのに対して、今回は5人。人が少ないと音は薄くなるが、逆にその分一人一人のプレイがはっきり聞こえてくるのでそれはいい。"間"というか"フィーリング"というか、そういうのも伝わって来やすい気がするし。 アリーナクラスの会場でのライブパフォーマンスは、全体の音質にそれほど期待できない。高い音は空気を伝わるからスピーカーをたくさん積めばまぁまぁ遠くまで音が届くはずだが、低い音は床とか壁を伝って届くから、その床や壁が薄かったり空洞だったりするとこれはもう、ウォンウォン唸ってキモち悪いの一言である。武道館、代々木第一体育館(=代々木オリンピックプール)、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、有名なアリーナはだいたい、床が空洞だ。だから欲を言えば、ライブハウスは無理でも、せめて3000人クラスのホールでやってくれないかなぁとも思うけど、当分無理だろうな。ていうか無理だな。そんなんだから、彼のギターの音がそのままの音質で耳に届くことはあり得ない。だったらせめて"間"とか"フィーリング"くらいは一つでもたくさん感じ取って帰りたいものだと、思う。 それから最近「クラプトン、行くんだ。」と人に言うと「また行くのかよこいつ。」という顔をされることが多い。大きなお世話だ。というのはさておいて、いやいや、あっしなんてまだまだっすよ。中には初来日から30年、一度も欠かさず行ってて、今回も札幌から広島まで全部追っかけてる人もいるんだから。アホやねぇ。 そういうアホは死ななきゃなおらねぇのよ。 でも、最初から終わりまで一度も体が動かないつまんないバンドを100組見せられるよりは、クラプトンみたいな「行けば必ず自然にカラダが動く」ライブを10回見た方がよっぽど心地良いと思うんですけど。例え全くセットリストが同じでもね。 |
(11/30)George三回忌
亡くなってから2年目は、日本風に言うと三回忌、だな。三回忌の日もクラプトンは、2年前と同じように淡々と、演奏し、いつもの通りに"Badge"をやっておりました。今日はアリーナで騒いだけど、けっこうまわりも大騒ぎだったので、文句言われずにすんだ。よかった。(^_^; |
(11/25)ライブ三昧(にしたいな〜、欲を言えば。)
金がない話を書いた、舌の根も乾かないうちからまた散財の話。ライブに行ってきた。今度はお友達関連ではなく、外タレ。
その一、ニール・ヤング。 CSN&Yはけっこう好きだし一度は行ってみたいと思っていたので、家が近所のロッカー氏に連れられて行ってきた。前半はニューアルバムからのセットリスト。曲の途中でステージに人が上がってきて花束を振り回したりするから、しょうがねぇファンだなーと思って見てたらどうも様子がおかしい。しばらくすると二人、三人と増えていく。なんとただのライヴパフォーマンスではなく、ミュージカル仕立てらしい。つまり、ニール・ヤングが歌う歌詞にあわせて役者達が口パクするという口パクミュージカル。すごいコンセプチュアルで、主張がこもってるらしかったが、英語が全然聞き取れない。最後は星条旗と日の丸振り回して大盛り上がりだったのに、、、、うーむ、オレの英語力、全然役立たずじゃん。ていうかその程度のもんよ。とほほ。もったいないなー。前半だけDVDとかでじっくり見たい。 結局知ってる曲もなかったりするんだけど、でもニール・ヤングがこの年でまだ新しいことをやろうとしているというのはよーくわかった。年寄りの冷や水。いや、カンケーねーよ。
その二、クラプトンさん。 "Knockin' On Heaven's Door"、"White Room"、"I Shot the Sheriff"、"Holy Mother"、"Got My Mojo Workin'"初めて生で聴く曲がたくさんあって、うん、けっこうよかったかも。"Mojo Workin'"は昔、自分のバンドでやったのを思い出したなー。バレンタインの最後のリハーサルから、もう5年近くたってしまった。おっとと、それはおいといて。 1999年のツアー、初めてクラプトンのライブに行った時びっくりしたのは「終わりの方まで殆ど誰も立ち上がっていない。」こと。ゲ。なんだよみんなカッコつけやがって。山下達郎のコンサートみたい。最後まで一人も立ち上がったりしない達郎さんとは違い、本編最後とアンコールくらいはみんな立ち上がってたけど、それでもなんだかものすごくやりにくくってしょうがない。だから2〜3回目に行った時にはもう気にせず一人で大騒ぎしたけど。 それ以来クラプトンに行く時には「まわりは気にしない。」というのを心に決めることにしてみた。真ん中辺にやるジョージの曲"Badge"からはサワぐ。これが決まり。ところが今回は前半からけっこういろんな曲があったので、"Mojo Workin'"でちょっとハシャいでみた。ほんとは立ちたかったんだけど後ろの人が文句言いそうだったので座って大はしゃぎした。ら、隣の人が「見えないんですけど。」と文句を言ってきた。「見えなかったら立ちゃあいいだろボゲェ。」とも言えないので、しょうがないから席を離れて通路で見た。ほんとは違反なので係員の目が気になるけど、席で立ち上がって後ろや隣、そのまた後ろの大勢の人から白い目で見られたり、文句言われたりするよりはましだ。結局最後はステージを見下ろす位置の、報道陣が最初何曲かの間だけ使う撮影スペースみたいなところで見ていた。いやぁ、楽しかった。はは。 それにしてもあの、ずーっと座りっぱなしで特に声も上げない人達は、何を楽しみにわざわざ高い金払って見に来てるんだろう。有名な曲以外は知ってそうにも見えないし。"Change the World"と"Tears in Heaven"とレイラだけに9000円も払ってるんだろうか?あ、それと「自分はクラプトンを見に来るような、高尚な音楽のセンスがあるんですのよ。」という自己満足?てかクラプトンって高尚? 終演後、毛皮のコート着て派手なアクセサリーつけたおばちゃん達とか、クリームやブルースブレイカーズみたいな昔のクラプトンなんかには全く興味なさそうな感じの若いカップル達にまじって会場から出てきた、少しくたびれた感じのオッさん二人組が「今日、ひさしぶりにギター弾いてみようかな。」と話しているのが聞こえてきた。いつもなら「ジジィウぜーぞ。」と思うはずなのに、今日はなんだかその会話が却ってとっても純粋に響いてきた。 ま、いいじゃないの。音楽の楽しみ方は人それぞれ。 、、、、、、、だったら前の席の人が立って騒いでも、文句言うのやめてくれー! ガーーーー!!! チケットは、インターネットで探して、行けなくなった人から¥4000で譲っていただきました。ありがとさんです。ほ。 この後来年2月のプリテンダーズまで。行きたいライブいったいいくつあるんだろ。できれば一通り、なんとか、したいなぁ。 |
(11/25)三時の子守歌
細野さんの番組で何ヶ月か前にかかった『三時の子守歌』が気になっていた。細野さんの曲で"Tropical Dandy"というコいジャケットのアルバムに入っている。でもそのときにかかったのはAnn Sallyという人のバージョン。いい声じゃん、と思ったのでCDを買いたかったが、最近ずーっと金がなかったので、半年近くもCDを買っていなかった。近所のツタヤには、Ann Sallyは置いてなかった。。。。 というわけでやっと買ってきた。プロフィール的なとこはおいといて、、、、なんか、昔の大貫妙子や吉田美奈子みたいだ。足して2で割った感じ。すこしツヤのある、カゲリのある、ビロードヴォイス?サテンヴォイス?というのともちょっと違うな。タバコ吸ってるっぽくないし。ま、Tin Pan Alley系受けしそうな感じではあるなぁ。でも実はなかなかいない、こういう声。癒し系?なんだかこの言葉も使い尽くされたって感じだな。あんまり褒めてる気がしない。だから癒し系とはちょっと違うんじゃないかな。何となく性格悪そうだし。ははは。手放しで褒めるほどでもないけど、なかなかいいんではないだろうか。最近ラジオでよくかかってるし。 それに演奏もTin Pan Alleyっぽくてとてもいいと思う。"ぽい"のは、演奏してる人がみーんなTin Pan Alleyフォロワーだからだ。ろうな。 てゆーか、やっとCDが買えるくらいの余裕が出てきた。よかった。ほ。これでサイフのヒモが緩むとまたたいへんなことになんだよな〜。がんばろ。もうちょっと(^_^;;。 |
(11/9)選挙のたびに〜♪
政治には特に興味はないけど、選挙の時に一つだけ楽しみ、というか、興味のあることがある。 それは、近所の小学校に入れる、ということ。一昨年の池田の事件を持ち出すまでもなく、父母以外の大人、しかも、どこの馬の骨とも分からないオヤジが入れる小学校などどこにもない。別に無理してまで入りたい訳じゃないけど。でもあの小さい机や椅子、校庭の花壇に植えられている理科実験の植物、そんなのを見てちょっとノスタルジーに浸ることが出来るのは、選挙の時だけ。と言うわけで、近所の"第五小学校"に行ってきた。田舎町で育った身にはこの"第〜"という、味も素っ気もない数字の校名が妙に憧れだったりする。カツオ君とワカメちゃんの通う「かもめ第三小学校」、金八先生に出てくる「荒谷二中」とか。なぜか?田舎には"第〜"と順番をつけるほどたくさんの学校がないからだ。唯一、中学の時に一年半、"第一中学校"通ったことがあるが、その街に"第二中学校"は歴史上存在しない。ちなみに我が"第一中学校"も、中三になるころには統廃合で、なくなってしまった。 いやいや。書きたいのはそんな話じゃない。今回の選挙で目に付いたのは、投票所である体育館に掲げてある、校歌の歌詞だ。何気なく見上げて目に入ってきたその歌詞を読んで、"ゲ?!なんじゃこりゃ?"曰く"僕らはがんばる、勉強も遊びも。。"なんてサムい歌詞なんだろう。都会には自然もないし、このあたりには歌の文句になりそうな名所や史跡らしいものもこれと言ってない。でもだからってこんな夏休みの目標みたいなのが歌詞になってるなんて。。。。何てかわいそうなんだろう。第五小学校の子供達。それでも、卒業式に涙を浮かべて、歌ったりするんだろうか?オレはヤだなぁ。。。 自分の小学校の校歌は?、、、、これがけっこういい歌だったりする。今までに通った学校の校歌、だいたい覚えているつもりだけど、その中で一番好きかもしれない。歌詞は、勉強頑張る、という内容も、実は入ってるんだけど、文語体なので"まんまやん!"という感じではない。"学びの窓の、明け暮れを、、"とか、そんな感じ。でもそれは2番で、終業式とかプチイベントのときに歌う1番は、勉強とか躾とかそういうのはいっさい出てこない。"ヤマ"と"ウミ"の"トリ"が出てくるだけだ。
作られたのはおそらく明治なので、小学生には何言ってんだかわかんない文語体だ。実際、当時は何のことかさっぱりわかんなかったが、なんとなくメロディーが気に入って、覚えていた。中学生と違ってまだ照れも恥じらいもない頃なので、大声で歌っていた気がする。"望潮"というのは山の名前。海が見える山だから望潮山(ぼうちょうざん)。よく考えるとヨコハマの"港の見える丘"と似たような意味だな。遠足やスキーに、よく行った。"アゲヒバリ"というのがどんなヒバリなのかはわかんないけど、とにかくヒバリなんだ。と思ってこの辺までは分かったが、つぎの"ニシングモリ"というのがまるで分からない。"鰊"が魚の名前だというのは知っていたので、きっとこれは"ニシンの森"という、森の名前なんだろうと、勝手に納得していた。歌詞変えてんじゃん。 ちなみに"鰊曇り"というのは、日本海で鰊漁が盛んだった、もう百年近くも前の自然現象。百年は大袈裟か?いやいや、すぐそうなるって。大陸棚に鰊の大群が押し寄せて、海が真っ黒になる。その海の色を空が映して、まるで雲が立ちこめたかのように黒くなる。という状態。そんなことがあるのかと聞かれても、俺も見たことがないので分からない。公民館のオッサンがそう言ってた。 これ以外の校歌が、やけに右寄りだったり、"とにかくイチバンだ!"みたいな肩肘張った感じだったり、アニメで替え歌にされちゃうようなバカっぽいやつだったりするのでよけいに、ただ学校のまわりの自然を歌っただけのこの歌詞が、なんだかとても心地よい。小学校時代、特に思い出らしいことはないけど、これから選挙で体育館に行くたび、思い出す、かな?わかんないけど。。。。 |
(11/9)Big One
王貞治のことを、そろそろ書いてもいい頃かな?と思う。 子供の頃、王貞治に憧れていた。彼の一本足打法は、TVヒーロー世代の少年には、ライダーキックとか、スペシウム光線とか、そういうのと同じ説得力があった。その頃もう巨人の黄金時代は終わっていて、監督は長嶋になっていたし、それまでと比べると巨人は無敵と言うほどでもなかった。王貞治も絶頂期の活躍と比べると少し落ち着いた感があった。でも世界記録の756号は、ちょうどその頃。 そんなわけで、近所のお兄ちゃん達がやっていた草野球の輪に、自然と入るようになる。箸も鉛筆も右、投げるのも右なのに、なぜか打つのだけは王貞治と同じ左打ち。自分でもよく分からないけど、自然にそうなっていた。"野球"をやっていたのではなく"王選手ごっこ"をやっていたのかもしれない。一人で。「ぎっちょか。」よく言われた。差別的な言葉のはずなのに、王貞治と一緒と思うだけで、とても誇らしかった。 小学校も高学年になると、少年野球の公式チームがあり、それに入った。運動は全くダメだったので、3年間ずっと補欠だった。「ヘタクソ」よくからかわれた。家族が試合を応援に来た記憶もほとんどない。出られる見込みもないものを見に来る訳もないか。それでも素振りとか、ボールを壁にぶつけて受けるとかそういう、一人で出来ることはよくやっていたように覚えている。6年になってやっとボールがバットにあたるようになってきた頃、時間切れで引退。最後の大会でチームは優勝したが「別にあんたの力じゃないでしょう。」と、特に誰から祝福されることもなかった。同じ年、王貞治が引退した。これで最終回。ショッカー本部を壊滅して去っていく仮面ライダーみたいに。と言うよりは、身も心もボロボロになってウルトラの国に引き上げるセブンに近いかな?まぁどっちでもいいや。そんなわけで王貞治ごっこは終わり。地味に続けていた素振りもやめ、中学で野球部に入る気にも、ならなかった。指導者になった王貞治の姿も、あまり応援する気にはなれなかった。結果的に、自分の中で野球が重きを占めたのは小学生の時以来ない。 そんな王貞治がダイエーを2度目の日本一にした。しかしどうも、タイミングが悪い。阪神が18年ぶりのリーグ優勝で、しかも星野監督勇退が決まっている。そこに水を差す感じ。しかも日本シリーズをやっている片方で「長嶋ジャパン始動!」なんていうニュースが出始めて、どうも彼に注目が集まりきらない。そういうのを見てて、ふと感じた。当分破られそうもないものすごい世界記録を持っていて、しかも初の国民栄誉賞の彼は、実はとても不器用な人なのかもしれない。チンピラみたいなロクでもない若い選手達を忍耐強く育てている。そんな印象もある。ツブれかけた会社を自分一人で背負って立ってるという話も、よく耳にする。野球の才能は非凡なもののはずなのに、そんな彼でも才能でまかないきれないところがたくさんあって、どうもカリスマになりきれない。でもそれを努力でなんとかカバーしている。そんな感じ。父親と同い年の彼に、何千、何万といる他のアスリート達よりも強い気持ちを持っているのは、そんなところからかもしれない。 だから今度の日本一はうれしかったというよりも正直、ホッとした。星野監督とお互い、ギリギリのところでやってるアツい感じが伝わってきたし。野球なんて全然興味ないし、今年の対戦カードでなければきっと毎日テレビを見たりはしなかったはず。改めて、王貞治への憧れに気づく。 日本一になったのに、今もって退っ引きならない状況。あいかわらずワガママな選手達。どうなっちゃうんだろうと、いや、そんなに心配もしてないけど。 残りの野球人生、もうちょっとの間、頑張ってください。陰ながら、応援しております。>モロボシ・ダン様。 |
(11/2)嵐ヶ丘さん
実はひと月ちょっと前から、新しい職場にいる。特に取り立ててどうということもない職場なので書くこともないんだけど。。。。 通い始めたばかりのこと。誰かの携帯が鳴った。着メロはケイト・ブッシュの『嵐が丘』。「最近は何でもかんでも着メロになるなぁ。ケイト・ブッシュとはなかなか趣味いいじゃん。」と思ったが、携帯の持ち主は「お姉さん」と呼ぶにはすこーしトウのたった、女の人。とはいえ『嵐が丘』をリアルタイム(1978年)で聴いていた世代と言うほど、年が行ってそうでもない。 、、、、なんだろ???この人と『嵐が丘』がどうしても結びつかない。 半径3メートル以内に近寄ると強烈な香水のニオイのするこの人の名前はそれ以来「嵐ヶ丘さん」になった。俺の中で。 ある日、テレビを見ていて気がついた。そういえばさんまの番組で使われてたんだっけ。な〜んだ。つまんねー。 |
(11/2)ロッカーズ->8Mile
映画の話。最近続くな。そうでもないか? ロッカーズを見てきた。別に昔ファンだったというわけでもないし、それどころか彼らの曲を一曲も知らない。でも陣内孝則が完全に個人的な思い入れ先行で作ったこの映画を、何となく見たくなった。偶然見たタモリの音楽番組で、ガキ共に混ざって一番はしゃいでいた陣内を見てなんだか微笑ましかったし。同じ番組に出ていた他のバンドよりも、みんな素人のはずの、しかも吹き替えだから実際は演奏してない"映画版"ロッカーズのほうがなぜかずっと輝いて見えた。というのもある。 フィクション、ていうかメルヘン。予定調和。関係ない。筋がおおよそ見当ついても、どんなにベタな展開でも、やっぱりこういうの、素敵だなと思ってしまう。陣内の熱い気持ちみたいなのを、感じ取ることができた。 夏に"8Mile"を見たときにもやっぱり同じことを感じたけど、なんだかとても純粋な、清々しい気分にしてくれる映画だった。 8Mileのときとちょっと違ったのは、今度は映画館に高校生とかもけっこういっぱいいて、ちょっと"ゲ"と思ったこと。ははは。 |
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