(10/24)ライブハシゴの日々
ここ一週間ちょっとで、立て続けに知り合いのライブを何本か見た。こんなのはけっこう久しぶりかもしれない。周りにバンドマンがたくさんいた頃だって、続けざまってのはそんなになかった気がする。 バンド、もしくは音楽をやっている人は、たいてい人前に出て演奏したい、人に見てもらいたいと思っているので、ライブがあるから来いといってチケットなんかを売りつけてきたりする。よっぽどそいつのことが嫌いでもない限り、誘われたライブには都合がつけば行くことにしている。ライブハウスの雰囲気、好きだし。(※だから雰囲気の嫌いなライブハウスには、ふつう行かない。)でも味を占めて「どーせヒマなんだろ?次も来いよ。」とか言ってくる、そんなやつの誘いは蹴っ飛ばすことにしている。「いわねぇよフツーそんなこと。」と思うかもしれないけど、中にはいるんだなそういうのも。べつにヒマつぶしに行ってる訳じゃねぇっつーの。 誘われて行ったライブが「スバラシい!」ということになる確率は、野球の"打率"くらいだと思う。三割、つまり10回に3回あれば上出来、という感じ。まぁ高いカネを取る外タレのライブだって当たり外れがあるんだから、考えてみればそれも当然だけど。 数少ない"当たり"の回に出くわしたとき、それはもういい気分で帰ってこられるけど、問題は残りの7回だ。いや最近この7回が徐々に多くなってるような気がする。チケットを買うのは"義理"ではないんだけど、演奏を聴き終わった後に、完全に義理になってしまっていることが多い。「どうだった?」と聞かれ、「いやぁ。あはははは。^_^ゞゞ」としか答えられない心苦しさ。何も聞かれない方がむしろホッとする、ぐらいの。そういうときは「部分褒め」をすることにしている。「3曲目のサビがよかったよね。」とか、「衣装がセンスいいよね。」とか、なるべく穏当なとこ。 しかしこの部分褒め、人前に出ることになれていない新人バンドとか、思いこみの激しい自意識過剰な人だとだいたいいけるが、褒められ慣れてる、もしくはけなされ慣れてる人には見破られることも多い。いやはや、人褒めるのも大変だ。 「てゆーか、おめーごときにデけーこと言われたかねぇよ。」て思ったアナタ、いいこと言うねぇ。人ケナす前に、自分が動け。ごもっとも。 さっさと動けよ。>俺。 |
(10/12)EMI上等。
マグダレンの前に、どうしても言いたいので一言。 "Let It Be Naked"EU盤と日本盤はCCCDらしい。不買。US盤を買います。以上。 |
(10/10)美しいアイルランドに、サイテーの洗濯屋
『マグダレンの祈り』見てきたけど、うーむ、ちょっとすぐには書けないな。また今度っつーことで。でもジョニ・ミッチェルのあの歌、歌詞の内容そっくりそのままだった。見てきたんかオマエさんってくらい。 「泣く」とかじゃないんだよな。悲しくない。いや「悲しい」って思う人もいるだろうけど、俺は思わなかった。自分が女だったら「悔しい」って思ったかもしれないけど、そこまで深く共感できないのは、やっぱり男だからだと思う。それに、宗教。"ローマ法王激怒!"という謳い文句もあったから、あれがカトリックの裏の姿って訳でもなんでもないんだろうけど、それでもやっぱり信仰を持たぬ身にはとうてい想像がつかない、アイルランド人の宗教観が、微妙に絡んでいる、はず。いずれにしても、とにかく、衝撃的だった。誰を誘おうかとか、とてもそんな感じじゃなかった。 サイテー、でも、決して目を背けられない。ということだけは確かかな。 |
(10/4)"3万人の少女たちの、隠された真実の歴史。"
ジョニ・ミッチェルの曲で気に入っているものの一つに"The Magdalene Laundries"というのがある。って前にも書いたけど。歌の内容については何となくわかっていたつもりだけど、なぜチーフタンズのアルバム (※1)でこの曲が、一曲だけゲスト側のチョイス(※2)なのか、何も知らなかった。きっとバァさんのワガママで「自分の曲じゃなきゃやりませんよ。」とか何とか言ったに違いないと勝手に想像していたんだけど。
実はこれがアイルランドの修道院のことを歌った歌なんだと、最近知った。しかもどうやら、彼女が歌を作ったときにはまだ実在していたようである。なんと衝撃的な。だとするとリーダーのパディ・モローニが「是非この曲で!」とアルバムへの参加を持ちかけたのかもしれない。 何でそんな話を今頃? その修道院の話が映画になったのだそうだ。『マグダレンの祈り』。ラジオや新聞の折り込み広告に出ていたから、知っている人もいるかもしれない。"2002年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞!"ってことは、1年前の作品なんだな。"金獅子"っていちばんいい賞じゃなかったっけ?それなのに日本公開まで1年もかかったのは、それだけ地味な作品だからか。もちろん俺も新聞広告を読まなかったら修道院のことも知らなかっただろうけど。 どんな話かとても気になったので、試写会に応募してみた。ら、当たった。ま、またこんなところで運を使ってしまった(^^;;。 映画の内容がデリケートなので、誰を誘おうか、非常に気を遣う。女の人を誘ったら、うーむ、映画見終わった後どういう気分になるだろうか?うーむ。それはそれでちょっと興味あるけど。ヤローなら問題ないだろうと思うが、この手の映画に男2人というのは、どんなもんなんだろう。。。見てみたい人、メール下さい(笑)。10月7日(火)21:30〜23:30だそうです。 見てきたらまたここに書こうかな。見に行こうと思っている人は、是非ジョニ・ミッチェルも聞いてみてくれ。 |
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