(11/28)ギター小僧の血がサワぐ、年甲斐もないただのおっさん。

   メタルですがと言った舌の根も乾かないうちに、全然違う音楽の話を一つ。いや、実のところ根っこは一緒だったりするなぁ。。。

   「ラウル・ミドン」の来日公演に行ってきた。まぁ、ラジオでちょっと聴いていいなと思ったくらいの、要するににわかファンみたいなもんである。

   ちょっと前までラジオでよくかかってた"Pick Somebody Up"、いいなぁと思ったので、ちょっとYou Tubeなんかを見てみた。ものすごいギターの弾き方をするから、こりゃーすげーなーとは思ったんだけど、ギターの腕前だけだと、とくにこういう、ギミック多用する音楽はすぐ飽きちゃうはず。でも、この人は、声も、曲も、けっこう気に入った。歌い方がちょっと、ダニー・ハサウェイに似てるし。よく見ると格好も少し意識してる。もちろん、スティーヴィー・ワンダーと比べられることも多いだろうとは思うけど。

   そんなこんなでCD1枚買って、ライブのチケットも少し安く手に入ったので、行ってきた。スゴかった。ほんとに。これはもうどう見ても天才かも。圧倒的なパフォーマンス。ていうか、新宿駅とかにこういうおっさんいたら、ストリート、盛り上がるだろうなぁ。歌、ギター、それに「マウストランペット」というのか、ラッパの音を口で出してた。驚いた。最初は何かの楽器を使ってるのかと思った。ほんとに。

   でも、あのギタープレイを生で観てしまうと、やっぱりヴァン・ヘイレン世代のオイラは、反応してしまうんだよなぁ。

   ボディをパシパシ叩いて弦を鳴らし、巧みにハーモニクスを絡めるあの弾き方。「あ、"Mean Street"とおんなじ。。。」とか思ってしまった。帰ってきてからYou Tubeで、エディーとラウルを見比べてみた。うーむ、そっくし。あ、スタンリー・ジョーダンにも似てる。

   そんな見方をするのは、きっと俺らの世代だけだろうけど。ていうか俺だけ?

   やっぱりああいうの、やってみたいなぁ。。。あの通りやるのはとうてい無理だけど。

   でもなんか、真似してみよ。何を真似するかは、次のライブまでに考える。

   え、と、ミーハーですが、何か(-_-;。



(11/28)青春のいちページ、またひとつ。。。

   ケヴィン・ダブロウが、亡くなったんだそうだ。。。ここに書いてた。

   高校のころ、流行ったなぁ。。。前にもちょっと書いたっけ。スゴいアツくるしいの。それほどのめり込んだ訳じゃなかったのでコピーとかはしなかったけど、あのころラジオで毎日のようにかかってたっけ。それから、ベストヒットUSA。

   なんか"LAメタル"っていうよりはアメリカンポップスだったなぁ、俺にとっては。楽しかった。

   月並みな言い方だけど、まぁ、ランディもそろそろ暇をもてあましてるころだし。。。なんてな。

   。。。メタルですが何か(-_-メ。



(11/20)ひさびさに、武道館へ。

   キャロル・キング、"3 Great American Voices"行ってきた。うーむ。。。ライブだしな。帰ってきてから「カーネギーホール」を聴き直した。あ、そうかこの人元々ライブあんまり得意じゃなかったんだっけ。

   そう思って聴くと、まぁあんなもんかなぁ。

   セットリストのほとんどが"Tapestry"からだったけど、"Sweet Seasons"と"Up On The Roof"だけは、Ode時代のほかのカタログからだった。あと新曲も少し。"Love Makes The World"よかったなぁ。"Welcome To My Living Room"という曲があるの、知らなかった。タイトルが似てる。俺のと。あは。昔の曲は少しキーが高めなのか、きつそうだった。アンコールに3人で歌った"Natural Woman"はほとんどほかの2人ばっかり歌ってたし。

   メアリー J ブライジは前とそんなに変わらない印象だった。ヒット曲をやっていたけど、聴きたかった曲は聴けなかった。でもやっぱり上手かった。彼女はまた10年後くらいに聴きたいなぁ。ファーギーは「バラクーダ」やってた。サビまでなんの曲かわからなかった。「日本全国酒飲み音頭」とかではない。

   キャロルソロで来日したら、やっぱり行ってみたいなぁ、とは思うものの。。。年齢的に、きついかなぁとも思う。65歳、ステージに立って歌っているだけでも、すごいんだよな。。。

   入り口に置いてあったでっかい醤油さしに、笑ってしまった。



(11/14)ベースの話、続き。

  わざわざ続けて書くほどの話でもないんだけども。。。ロクに弾けもしないベースを、一応持ってる。初めてベースを買ったのは、初めてギターを買ってから約一年後。だから、ベースとギター、どちらも同じくらいの時間、つきあってるはずなんだけれども。。。おととし引っ越した後、今までの2年間、ずーっと物置の中。久しぶりに日の目を見たのは、ライブで使うバックトラックを作るのに、ベースは打ち込みじゃなくて生で録音しようと思ったから。

  ライブ活動を始めたころは「トラックをMacで作って、それにあわせてギター弾いて歌お。」と思ってたのに、いまではもうバックトラックのCDさえあまり使わないようになってしまった。これはよくない。ということで、パーカッションとベースというシンプルな、言い方変えれば安易な、構成で、バックトラックを作ってみることにした。アイディアだけは頭の中にあったので、それを形にすればいいんだけども、特にベースは聴いて気持ちのいいタイミングを打ち込みで表現するのは手間暇がかかる。集中力を持たせるのが大変だ。もちろん、実際に演奏するならそれなりに練習が必要だし、録音のとき間違えたらやり直すなりパンチインするなり、きちんと修正しなければならない。こっちもやっぱり集中力が大切。

かったるい。

  どっちを選んでも楽しくないし、ぐあい悪くなってしまう。こういうのは一番苦手である。

  。。。悩んだ末、フレーズをなるべく簡単にして、自分で演奏することにした。フレーズを短く区切れば、間違えてパンチインする回数も少なくて済むか。。。

  所詮アナログ人間のエセロッカー、昔MTRで多重録音していたころと、基本、何にも変わっていない。


  このベースはもう○十年前、当時住んでた田舎町の質屋で手に入れたものだ。当時田舎で楽器を買う手段といえば

  1. マチに1軒しかない楽器屋で新品を買う
  2. やっぱりマチに1軒しかない質屋で中古を買う
  3. 知り合いの誰かから譲ってもらう

  この3つしかない。新品なんて中学生には高嶺の花、知り合いにベースが余ってる人なんているわけもなし、必然的に、質屋をアテにするしかない。質屋に、足繁く通った。年の行ったご主人がいるのだが、俺が行くといつも、まだ若い息子が出てくる。元バンドマンのこのニイちゃん、布施明のバックバンドだったのが自慢だ。ご丁寧にひと品ひと品取り上げては「何年頃の製品だ、今のものと違って精巧にコピーされてるんだ。」なんて説明してくれる。

  あるとき、ニィチャンが「これは掘り出し物だよ〜。アンプとセットで四万でいいよ。」といって見せてくれたのが「Greco」のジャズベース。いまは「フェンダージャパン」といって売っている、神田商会の楽器だ。ローランドの、50Wのアンプとセットで¥40,000。当時新品で一番安かったのが、「アリアプロII」のベースで、それが¥40,000。こっちアンプとセットで同じ値段。もう、即決である。

  「即決」というのは「すぐに買う。」という意味じゃない。いや、本来はそういう意味で使うんだと思うけど、貧乏な田舎の中学生に、そんな財力はない。「お年玉をためて、買おっと。」と決めたのであった。

  1月の末くらいだったっけなぁ、買ったの。うむ。嬉しかったんだけど、ベースはあんまり練習しなかったなぁ。それどころか、人に貸してばっかりだった。バンドを組んでベース担当になったはいいけど、楽器を持ってないっていう友達がいると、むしろ率先して貸してたような気がする。だから、いつも誰かの家にあったっけ。

  ちゃんと弾くようになったの、、、いや、いまでもちゃんとは弾いてないんだけど、、、きっと、多重録音をするようになってからだなぁ。

  と、いうわけで、そろそろちゃんとベース弾いて、多重録音しようじゃないの。。。

うえぇ。めんどい。



(11/3)ベース。

   録音で、ひさびさに、ベースを弾いてみた。お、重かった。肩、凝った。昔はこれふつうに持って弾いてたんだっけ?

   いででででで。



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エセRockerの独白